phone rang 063
pr_063
新宿のコーヒーショップでカメラを盗んで行ったのはKだったのか、と僕は夢の中で妙に納得する。Kは僕に気づいていないのだろうか。それとも気づいていて知らないふりをしているのだろうか。Kは絵葉書と同じように丘の頂にある、屋根の尖った建物の辺りに向かってカメラを構え、ファインダーを覗き込み、シャッターを切っている。 次へ
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