phone rang 050
pr_050
僕は上着のボケットから携帯電話を取り出し、手にしっかりと握り、欄干から腕を伸ばす。川は今や僕の中を流れているかのようだった。指の力を抜くと、携帯電話は掌からスルリと抜け落ち、あっという間に闇の中に吸い込まれていった。 次へ
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