phone rang 031
pr_031
譲り受けてすぐの頃は、この電話の音に、ずいぶん驚かされた。深夜に鳴ると、当時抱えていた様々な問題などとあいまって、色々な不安を煽ったものだ。部屋の闇に目を凝らし、心臓の鼓動に耳を澄ませる。僕は電話が鳴り止むのをじっと待った。 次へ
inserted by FC2 system