phone rang 026
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天気予報によれは午後には雨になる。とてもそんな風には見えないと、Kは思う。しかし、それは分からない。このくすんだ色の青空を、知らぬ間に雲が覆い、不穏な風が大地を吹き渡ってゆき、誰かが頬をかすめる雨に気が付いて、空を見上げる。雨は、やって来るかも知れない。それも午後になれば分かることだ。 次へ
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